「知ってる?学年にガチの芸能人いるらしいよ?」
「マジ!?」
「マジマジ!モデルだって」
「俺同中だったけど可愛すぎて周りの女みんなブスに見えるレベルよw」
つまらない会話…
そりゃ1学年300人もいれば1人や2人街中でスカウトまがいのことされた奴もいるだろ
最近はインフルエンサーとか言って勘違いする奴も増えたな…
モデルって言っても読者モデル?とかいう奴だろうし
僕には関係ないことだ…
そうだと思っていた
廊下を通った時一人の女とすれ違い、目を離すことができなかった
本当に周りの女と同じ人間なのかと疑うほどのレベル差だった
友人に聞くと小野夢花という名前でそのまま活動していると聞いた
その日は虚なまま残りの授業を受け、帰宅後即彼女のことを調べ尽くした
所属しているのは僕でも聞いたことがあるような事務所で
僕でも見たことあるような雑誌の表紙を飾っていた
水着の画像を見た時には今まで経験したことのないような感情に襲われた
男性たちは新しいグラビアが出るたびに「抜いた」とか「めっちゃ出た」とか低俗な話をしている
僕は同じレベルには堕ちない
ただ見ているだけでこの不思議な感情を味わえる
2年になりクラス替えがあった
僕の席は小野夢花の隣だった
はっきりと断言しておくが
これは恋ではない登場人物
僕
確かに陽キャではないが決して窓際ってほどでもない
オタクと仲良くしているが最近はアニメも一般ウケしているから僕はオタクではない
少なくともいつものグループ内では男として一番優れているだろう小野夢花
1年の時から噂になっていた現役のモデル
読者モデルではなく事務所に所属している本物の芸能人
今学期から隣の席になった石原
僕の友達
どこからどう見てもオタク、エロザル
少し昔のアニメの趣味が一致し仲良くなった
僕といるときにクラスで目立つようなことをやったり大声で下ネタの話をしないでほしい作品仕様
基本CG12枚本編214ページ
文字なし差分135枚
画像サイズ
1920×1080(16:9)
1980×1484(4:3)
画像形式
jpg
体験版
冒頭53ページ