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【がもん屋】私のMP3作品では異例ですが『我門 隆星 交響曲第四番 嬰ハ短調「タナトス」』

注目度★★★☆☆

我門 隆星 交響曲第四番 嬰ハ短調「タナトス」

作曲者本人が(作曲中に・聴いていて)タヒにたくなった曲です。
ので、私のMP3作品では異例ですが、体験版をつけておりません。

Movement1Moderatoconfuocco(21min8sec)
(第1楽章 中庸の速さで炎とともに)

Movement2Allegrosempreagitato(5min6sec)
(第2楽章 快速に常に扇情的に)

Movement3Adagiomoltoetranquillo(6min20sec)
(第3楽章 はなはだ緩やかにかつ静かに)

Movement4Lentosempreaccelerando-Adagiomaestoso(10min55sec)
(第4楽章 緩慢に常に加速して、緩やかに荘厳に)。第一楽章
全楽器が強音で打撃のモチーフを奏でます。タナトスの主題。でも、全曲主題ではありません。というのも、人の人生は第一楽章で終わってしまい、第二楽章以後は死後の情景だからです。しつこく書かれる"morendo"は、「死ぬように」という感情表現指示のイタリア語です。朦朧とした夢の中にエロスのモチーフが現れます。がエロスはタナトスの裏返しでしかありません。今回の全曲主題はこちらです。NamAmitabhaとは、要するに「南無阿弥陀仏」です。

「南無阿弥陀仏」モチーフは第一楽章で冷酷に、第二楽章では悪魔的な嘲弄、第三楽章では祈りの対象として、

そして第四楽章では唾棄すべき対象として響きます。第二楽章
第二楽章は「駆け巡る弔報」です。電話やメールが飛び交います。「弔報」を聞いて現場に駆け付けようとすると楽し気な騒ぎも聞こえます。お祭りでもやっていたのでしょうか。第三楽章
第三楽章は通夜の情景。徹頭徹尾「8分の11拍子」で演奏されるこの楽章は「6+5」や「5+6」のパターンからなる旋律が現れ、聞いていてどこかつんのめりそうになるのは正しい感覚です。というのも「割り切れない思い」を割り切れない数字(11÷8ならば1.375だければも8÷11にすると循環小数になる)に託しました。譜面に「クオーレ(心)のスートラとともに」と書いてある部分がありますが、「クオーレのスートラ」とは「般若心経」のイタリア語訳です。第四楽章
第四楽章は「荘厳な葬儀の祭壇」から始まります。今日の日本の葬列は霊柩車・僧侶の乗用車を先頭に自動車で移動します。そして、火葬場で遺体は荼毘に付されます。図は「火葬の炎」の部分の譜面です。そして、火葬の煙は(今日では見えづらいようにしてあるらしいですが)天へと昇っていきます。

曲調はホ長調ですが、属音のシの音(「第四交響曲」の「し」でもあります)が強調されます。

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【がもん屋】換骨奪胎したヴィツェプレミエールの回想のサイドストーリーを短く『我門 隆星 交響曲第三番ホ短調「ミルチェスティ」』

注目度★★★☆☆

我門 隆星 交響曲第三番ホ短調「ミルチェスティ」

大昔に作った私の第三交響曲です(昔は第四楽章を調を間違えて作っていたので移調にかなり手間取りました)。
ミルチェスティとは、

我門隆星『星々の彼方にきっと彼は住み給う』(文芸社)というSF小説の中に出てくる

「ある島宇宙を自分たちで作り上げてしまった不老不死の国」です。

本当は「ミルチェスティ」という小説を書こうとしていて、そのBGMにするつもりだった曲を

アップします

(因みに「ミルチェスティ」という小説はお蔵入りにして、

それを換骨奪胎した「ヴィツェプレミエールの回想」は「印刷しようとすると広辞苑の厚さを超える」

とか言われたのでさらに「ヴィツェプレミエールの回想」のサイドストーリーを短く

換骨奪胎しなおしたのが『星々の彼方にきっと彼は住み給う』になります)。

Movement1Adagiocollaantipatiapelmondo(16min23sec)

(第1楽章 緩やかに、この世に対する嫌悪とともに)

Movement2Adagioamoroso(6min40sec)

(第2楽章 緩やかに、愛らしく)

Movement3Andantemenomossocomeilconsiglioannoirante(4min2sec)

(第3楽章 歩く速さで動き少なく、退屈な会議のように)

Movement4PrestotempestosoTempestagalattica”GalacticStorm”(6min32sec)

(第4楽章 急いで嵐のごとく、ギャラクティック・ストーム)。

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【がもん屋】架空の言語と架空の言語と架空の言語と架空の言語と架空の世界を作り上げ『我門 隆星 交響曲第二番ト長調「架空言語」』

注目度★★★☆☆

我門 隆星 交響曲第二番ト長調「架空言語」

大昔に作った(ほぼ第一交響曲と同時期)私の第二交響曲を改訂した曲です。
何を考えたか、架空の言語と架空の世界を作り上げ、

その中の古代王国の国王戴冠式典交響曲で

おまけに合唱(それが架空言語)という

今から思えば我ながら良く分からない作品ですが、

よろしければどうぞ(ついでにその架空言語の概要PDF付属)。

因みに我門隆星『寛大なる不寛容』(文芸社)は、その世界の近現代・近未来のお話、という設定です。

Movement1Allegro(Wekiorekonst,16min3sec)

(第1楽章 快速に)

Movement2Largomisteriosocomeunvespoero(FaonimmiTalpastranesttaslerdahaximos4min55sec)

(第2楽章 遅く夕暮れのようにミステリアスに、架空言語側は夕暮れと言わず金星・宵の明星になっていますが)

Movement3AdagioMinuetto(Tsukraionmussodomnesttsenon4min2sec)

(第3楽章 緩やかにメヌエット)

Movement4Prestissimo-Adagiomoltoconcielostellato

(Sotascotan-Soretsukraionmusbanlhenteronxippronraz17min12sec)

(第4楽章 非常に急いで-はなはだ緩やかに星空をもって)

なお、ボーカロイドに歌わせようかとも考えましたが(譜面見ても察せられるように)

非常に面倒くさいので、言葉はなく「ラーラー」という感じの歌声だけにしてあります

(なので、歌の部分は本当に言語不問となっております)。

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