「お前にだけあることを隠して育ててきたんだ」「すこし、昔話を聞いてくれるかい…?」
姉の妊娠をきっかけに打ち明けられる家族の歴史。
その昔、父が養子に引き取られた母の家は、だいだい女が娼婦として家をささえる家系だった。○い少女は恥ずかしさでほほを染めながら、見ず知らずの男たちへ身をささげ、花を散らす。
無自覚だった育ってきた環境の異常性は、思春期の訪れとともに自覚られ、終わりを告げた――
――はずだた。父はなぜこんな汚らわしさをを許し、受け入れられたのか?
そしてその選択は、今度は息子にも重くのしかかっていた。
異常さ/下品/無様/ルール無用/恥辱/インモラル/近親相○/妊娠
などの要素を含んだ作品です。
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