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全61ページあらすじ
「兄ちゃん、ちょっといい?」
「おわっ、なんだよ。急に入ってくるなって」
「え~、いいじゃん!」
自分で言うのもなんだが、俺は妹のユカと仲が良い。
ユカはまっすぐ俺のことを慕ってくれるし、お互いなんでも話せる仲だ。
だが、ノックもなしに部屋に入ってくるのはやめてほしい……。
オナニー中に入ってこられたらと思うとヒヤヒヤする。
まぁ、妹が多少強引なのはいつものことなんだけど……。
「どうしたんだよ」
「あのね、兄ちゃん……実はね、あの……彼氏ができて……」
「えっ!?彼氏!?ユカに!?」
「なっ、なに?その反応!私、もう立派な女なんだよ!?」
「い、いや……そうだよな……」
ついこの間まで幼い女だったのに、彼氏ができるまでになったんだな……。
感慨深い気持ちになる。
でもそうか……ユカももう女性になってきてるんだな……。
「でね、私、彼氏とか初めてだから、よくわかんなくて……」
「なるほどなぁ」
「恥ずかしくて友達にもお母さんにも相談できないし、どうしようかなって」
俺と妹は歳の離れた兄妹だ。
男兄妹だし、妹からしたらちょうどいい相談相手なんだろう。
まぁ、俺も恋愛経験は多くない方だが……。
初めてとなると、色々困惑もするだろう。
「いいぞ、相談に乗ってやる」
「本当!?やったー!あのね、男の人って、何をすれば喜ぶのかな?」
「なにって、そりゃあ……ユカはスケベなこととか、興味ある?」
「えっ……な、なにいってるの!」
「男ってのは、エロいことが大好きなんだよ。彼女に誘われたら嬉しいと思うけどなぁ」
「うーん……そうなのかな……」
うーん、と悩むユカに、悪い考えがよぎる。
「分からないなら兄ちゃんが教えてやろうか?」